PCI DSS Advanced

US向けPCI-DSSログで
高度な決済フローを再現

3DS チャレンジ結果やチャージバックのライフサイクル、端末指紋、リスクスコアを備えた決済ログを生成し、不正検知ルールのチューニングや争議対応プロセスの検証に活用できます。

法令適合保証について

PCI-DSS 審査やカードネットワークの承認を保証するものではありません。生成データの扱いは各社のセキュリティポリシーに従い、必要に応じて QSA や内部監査と協議してください。

拡張ログでできること

高度な決済指標を備えたダミーデータは、不正検知モデル、チャージバック運用、マルチリージョンの監査対応を一貫したデータセットでテストするのに最適です。

不正検知チューニング

  • BIN・地域・端末指紋を組み合わせたリスクシナリオの学習
  • SCA / 3DS の成否をログに記録しルールを最適化
  • ブラックリストやスコアリング閾値をダッシュボードで可視化

争議・チャージバック管理

  • チャージバックのステータス遷移と期限を再現
  • MCC ごとの返金率をモニタリング
  • 再請求・返金ワークフローの SLA を検証

マルチリージョン監査

  • Issuer / Acquirer 国コードで地域別傾向を把握
  • カードネットワークの Reason Code を含む証跡を生成
  • SOC / PCI レポート用ログフォーマットを事前にテスト
  • ロケールに応じた通貨・国コードでリージョン別監査証跡を再現

拡張ログフィールド例

標準スキーマに加え、以下のような高度なフィールドを含めた決済ログが生成できます。

フィールド名説明参照要件
merchant_id加盟店ID (GUID)PCI DSS 3.6 Tokenization Guidance
issuer_country発行銀行の国コード (ISO 3166-1)Card brand localization rules
auth_method認証方式 (3DSv2, EMV, FIDOなど)PCI DSS 8.x 多要素認証
fraud_score不正スコア (0-999)内部リスクエンジン指標
dispute_statusチャージバックステータス (OPEN/CLOSED/RE-PRESENTED)Card network dispute flows
device_fingerprint端末指紋ハッシュ値PCI DSS 10.x ログ要件

3DS サーバーや不正検知 SaaS が出力する additionalData 項目に合わせ、フィールド名やコード体系をカスタマイズできます。ログリダクション方針とも整合を取ってください。

活用ステップ

1

リスク指標を定義

スコア、チャレンジ結果、端末指紋など KPI を決め、閾値やアラート条件を整理します。

2

シナリオを構築

友好的な不正、盗難カード、クロスボーダー高額取引など複数のケースをダミーデータで再現します。

3

監査ログを整備

Dispute・RDR ログや調査メモを付与し、SOC / PCI 監査で提示できる証跡を作成します。

4

可視化とアラート

BI/監視ツールに流し込み、閾値超過時の通知やレポート出力を自動化します。

よくある質問

Q. 3Dセキュアの詳細データは含まれますか?

A. ECI、ACS トランザクションID、チャレンジ結果コードなどを含むサンプルを生成します。追加フィールドは JSON Schema を拡張してください。

Q. リスクスコアの分布を変更できますか?

A. `fraudScore` に対するパーセンタイル配分を設定でき、特定の範囲を増減させることが可能です。

Q. ネットワークトークンに対応していますか?

A. `network_token_id` や `token_requestor_id` のフィールドを標準で用意しています。マスク方針や桁数は設定から調整できます。

PCI-DSS拡張ログで高度なQAを

3DS 結果やチャージバック履歴を備えた決済ログを即時生成し、不正検知から監査対応まで一気通貫でテストできます。