Zengin Format Test Data

全銀フォーマットのダミーデータで振込・経理開発を強化
120バイト固定長レコードの検証を安全に自動化

全銀協の総合振込データフォーマット(120バイト固定長)を踏まえた振込ダミーデータを使い、給与・経理・フィンテックシステムのファイル生成・パース検証をまとめて進めるためのポイントをまとめました。

法令適合保証について

本コンテンツは技術検証用のサンプルであり、実際の全銀ネットワークへの送信や資金移動を目的とするものではありません。ヘッダー・トレーラーレコードは含まれないため、実運用前にシステム部門・金融機関とすり合わせてください。

全銀フォーマットダミーデータの活用シーン

総合振込データは固定長フォーマットや文字コードの制約が絡むため、テストデータの準備自体に手間がかかります。標準スキーマを利用することで、主要なユースケースを安全に再現できます。

給与・経理システムの総合振込テスト

  • 全銀フォーマット(120バイト固定長)の生成・パースロジックのテスト
  • 半角カナ変換・文字数制限のバリデーションテスト
  • 新規コード・識別表示など振込区分ごとの分岐処理の検証
  • 大量振込データでのファイル生成パフォーマンステスト

フィンテック・決済サービスの連携検証

  • 銀行API・全銀ネットとの連携前の形式検証
  • 誤りデータ(桁数不正・コード不整合)を混在させたエラーハンドリングのテスト
  • EDI情報付きレコードでの入金消込ロジックの検証

監査・帳票出力のモックデータ

  • 振込明細レポートやCSVエクスポート機能のQA
  • 手数料負担区分による振込手数料計算ロジックの検証
  • 状態(実行済み/エラー等)別のダッシュボード表示テスト
  • 取引先マスタ・請求データと組み合わせた支払実行フローの通しテスト

全銀フォーマットスキーマのサンプル

全銀フォーマットスキーマは振込先情報から120バイトの固定長レコードまでカバーします。以下は主要フィールドと参照の例です。英語ロケールでも日本語ヘッダーのまま出力され、給与・経理システムのファイル検証にそのまま使えます。

フィールド名説明参考ガイドライン
振込ID社内システムでの管理用ID全銀フォーマット自体には含まれない、テストデータ管理用の補助項目
振込指定日振込を実行する日付(YYYY-MM-DD)transferDateパラメータで指定
銀行コード金融機関コード(4桁)全銀協が公開している実在の金融機関コードを使用。bankCodesパラメータで対象を指定
支店コード支店コード(3桁)架空の支店コード。実在店舗との一致を意図しない
預金種目預金種目コード1 普通 / 2 当座 / 4 貯蓄 の3種別
口座番号口座番号(7桁)先頭を9固定にした架空の口座番号。実在口座との混在を避ける命名
受取人名カナ受取人名(半角カナ)全銀フォーマットの規則に準拠した半角カナ表記
振込金額振込金額amountMin〜amountMaxの範囲からランダムに生成
新規コード新規の振込先登録を示すコードnewCodeRatioパラメータで比率を調整
EDI情報全銀EDIシステム対応の拡張情報includeEdiパラメータで出力有無を切替
状態実行済み/エラーなどのステータスerrorRatioパラメータでエラー系レコードの比率を調整
全銀レコード120バイト固定長のデータレコード文字列全銀協の総合振込データレコードのレイアウトに合わせて連結した文字列

本スキーマが出力するのはデータレコード部分のみで、ヘッダーレコード・トレーラーレコード・エンドレコードは含みません。実際のファイルとして使う場合は、全銀協の仕様に沿ってヘッダー等を別途付与してください。また文字コードはShift_JIS等への変換が必要になる場合があるため、利用側のシステムで変換処理を行ってください。

運用における注意点

1

ヘッダー・トレーラーは自前で付与する

本スキーマはデータレコードのみを出力します。実ファイルとして使う場合は、全銀協の仕様に沿ってヘッダーレコード・トレーラーレコード・エンドレコードを別途付与してください。

2

文字コード変換を利用側で行う

生成データはUTF-8ベースのため、Shift_JISなど実際の送信フォーマットが求める文字コードへの変換処理を組み込んでテストします。

3

半角カナ・桁数のバリデーションを確認

銀行名カナ・受取人名カナが半角カナ・規定文字数に収まっているかを、実際のバリデーションロジックで確認します。

4

誤りデータでエラーハンドリングを検証

errorRatioパラメータで意図的な異常データ(桁数不正・コード不整合)を混在させ、取込エラー時の検知・リジェクト処理を検証します。

FAQ

Q. ヘッダーレコード・トレーラーレコードは含まれますか?

A. 含まれません。本スキーマが生成するのはデータレコード(120バイト固定長)のみです。実際のファイルとして送信する場合は、全銀協の仕様に沿ってヘッダーレコード・トレーラーレコード・エンドレコードを利用側で付与してください。

Q. 文字コードはShift_JISで出力されますか?

A. いいえ、生成データはUTF-8ベースのテキストです。実際の全銀フォーマットファイルとして使う場合は、半角カナを含む文字コードの変換(Shift_JIS等)を利用側のシステムで行ってください。

Q. EDI情報付きのレコードも生成できますか?

A. includeEdiパラメータをオンにすると、全銀EDIシステム対応の拡張情報(顧客コード等)を含むレコードを生成します。入金消込ロジックのテストに活用できます。

Q. 生成される口座番号は実在の口座と一致しませんか?

A. 口座番号は先頭を9固定にした架空の番号として生成しており、実在口座との一致を意図していません。銀行コードのみ全銀協が公開している実在の金融機関コードを使用しているため、支店コード・口座番号など他の項目は架空である前提でご利用ください。

全銀フォーマットのダミーデータで振込・経理開発を加速

120バイト固定長のデータレコードと半角カナ表記に準拠した総合振込データをCSV・JSON・REST APIで取得できます。請求データや取引先マスタと組み合わせて、支払実行までの一連のテストシナリオを構築できます。

サンプルCSV/JSON

生成器を触る前に、各スキーマのサンプルデータをそのままダウンロードして仕様を確認できます。

100行のサンプル。ダミー表記付き